日記
アフタヌーンティーという言葉を聞くと心惹かれずにはいられないのだが、実際のところ私が好きなのは「アフタヌーンティー」全体というよりもその中の「スコーン」なのだと気づくのにはわりと長い年月を要した。 もちろん、気のおけない友人とおしゃれして嗜…
うだるように暑い晴れた日、信号が変わるのを待つ人々が、横断歩道から少し離れた日陰にたまっていることがある。効率を考えるなら横断歩道ギリギリまで近寄って待った方がいいのは誰しもがもちろん分かっているが、照りつける太陽の熱のしんどさの前に効率…
まだまだ終わる気配のない夏だが、夜は秋の虫の声が目立つようになってきた。 千葉で迎える初めての秋、何より驚いているのはその声の賑やかさである。 東京でももちろん虫の声は聞こえたが、「あのあたりから⚪︎⚪︎の音が聞こえている」と検討がつけられた。…
なんにしたって夏は暑いものなので、ずっと冷房が効いた部屋に閉じこもっているのには違和感があり、日中家に居るときはなるべく冷房を切って窓を開ける。ただ、就寝時もそんなことをしていると寝ている間に死ぬかもしれないので、夜は大人しく冷房を入れて…
女性の日傘姿が目立つ季節になった。 街ゆく人を眺めていると、上からの日差しと下からの照り返しに挟まれていかにも辛そうにしている男性に対して、女性の多くは日傘を差していて涼し気であり、どこか優雅ですらある。 女性ばかりが傘を差しているという状…
パルムが好きだ。 定価450円と箱アイスの中では高い部類に入るので、ちょっと安売りされている時にしか買わないものの、ハーゲンダッツよりはずっと安いので、アイス消費量の増える夏はよくお世話になっている。 パルムは外がチョコレート、中がバニラアイス…
京葉線の車窓からは、ところどころで海が見える。 通勤で利用しているので、必然的に毎朝見ることになるのだが、なかなか飽きることがない。学生の頃からずっと地下鉄通学・通勤だったので、まず外が見えること自体が新鮮だし、そのうえ海まで眺められるとな…
実家の前にある公園では、夏になると盆踊りが開催されていた。決して大きくないお祭りだが、浴衣を着て出かけて出店を回る特別感は格別で、毎年楽しみな行事のひとつだった。 ただ、メインの盆踊りそのものには終ぞ加わったことがなかった。私は人前で失敗す…
ビゴの店、というパン屋さんがある。 外国のベーカリーで売っているようなパンが色々売られていて、どれもわざとらしくない味で、とても美味しい。都心では、銀座マロニエゲートの地下にお店がある。 そんなビゴの店のうち、自由が丘にある店舗ではプチパン…
熱海に出張に行った。熱海、前回来たのはおそらく大学2年生の頃だ。かれこれ8年ほど前になるだろうか。 ちょっとした地方都市に行くとよく思うのは、人と同じく、街も歳をとるということである。そしてこれまた人と同じく、歳の取り方にも良し悪しがある。 …
ヌテラが好きだ。ヌテラとは、ヘーゼルナッツ薫るイタリア生まれのチョコレートスプレッドである。かなりがっつり甘い。つまりおいしい!!! 私にとってヌテラは、「ヨーロッパに行くと出会えるもの」だった。ヨーロッパなら、どの国のスーパーでも空港でも…
厳選した、お気に入りの物だけで暮らしていくということを実践するにあたり、悩み深いのが貰い物というやつだ。 具体的に言えば、最近引き出物で立て続けに貰ったタオルである。3箱あるが、いずれもフェイスタオル×2枚セット。どうせならバスタオルの方が良…
マジでなんでこんなもん買っちまったんだというものがある一方で、見るたび、手に取るたび、使うたびにこれはいい買い物でしたねと思うものもある。そういう買い物が出来ると幸せである。 前フリはともかく、今使ってるお財布がまさしくそれ。エムピウという…
家に帰ったら、送ったはずの郵便物が鞄の中に入っていた。 代わりに、封書にて社内便で届いた納税通知書が無かった。 どうやら投函する書類を間違えたらしい。 やべっ ただ、焦ったところで自分に出来ることは以下の3ステップだけだ。 1 投函したポストを明…
昨年末、新しい家族が増えた。転居を機に我が家に迎え入れたルンバ(愛称:るーるー)である。引っ越したばかりの新居に後付けウォッシュレットを導入すべく、ヨドバシカメラに赴いたクリスマス、結果としてルンバを買って帰ってきたというわけだ。ウォッシ…
文章を読み書きする能力が年々衰えていると感じる。 その理由は明白で、仕事でも日常生活でも、よくよく考えてじっくり文章を読み書きする必要がほとんど無いからだ。 毎日、メールを打つことが仕事なのかというくらいメールは打っているが、内容は依頼か謝…