いけずのいけす

すっきり整った暮らしを夢想するアラサーゆるゆるオフィスレディです。

スコーン・スコーン・CHA・CHA・CHA

アフタヌーンティーという言葉を聞くと心惹かれずにはいられないのだが、実際のところ私が好きなのは「アフタヌーンティー」全体というよりもその中の「スコーン」なのだと気づくのにはわりと長い年月を要した。


もちろん、気のおけない友人とおしゃれして嗜むアフタヌーンティーは特別感があって大好きだ。しかし、ならばそこに自分一人でも行くかと問われると十中八九否である。純粋にお茶の時間を楽しむのであれば、スコーン、クロテッドクリーム、ジャム、紅茶の4つが揃っていればそれでよく、スイーツやセイボリーはあってもなくても…正直どうでもいい…そういうスタンスである。


なので、最近は「○○で楽しむ秋のアフタヌーンティー」というようなフェア告知が流れてきても、「気にはなるけどこの値段ならいいスコーン買って家でまったりお茶した方がいいわ」と思うことが多くなった。また、アフタヌーンティー界の多様化が進み伝統的なメニューが権勢を失いつつある現在、地味でもっさりしたスコーンは駆逐されがちでよく見ると三段トレーのどこにも居なかったりする。そうなると最早行く意味がない。

 

さて、スコーンは好きだが買うと高いし、そもそも家の近所では売られてすらいない。
なら作ってみよう、そう思った。日曜日だしね。


【材料】4cm角のもの9個くらい

  • 薄力粉 100g
  • 砂糖 大さじ1
  • 塩 ひとつまみ
  • ベーキングパウダー 大さじ半分
  • バター 30g
  • 牛乳 50ml

 

【作り方】

  1. オーブンを200℃に余熱しておく。
  2. 薄力粉とベーキングパウダーを合わせてボウルに振るい入れる。篩が無いのでザルを使ったが、目が粗すぎてほぼ意味がなかった。
  3. 砂糖、塩を入れて混ぜる。
  4. バターを1cm角くらいに切って入れ、指で粉類と擦り合わせる。バターに指が直接触れると溶けるので、粉の上からつまんで、粉同士を擦り合わせる感じにする。
  5. 牛乳を加えて混ぜる。
  6. 混ざったら、ひとまとまりにしてから1cm強くらいの厚さに伸ばす。
  7. 層ができた方が美味しい気がしたので、長方形に伸ばして中央に向けて折り畳み、次は別の方向に伸ばして折り畳む、というのを4回ほど繰り返す。
  8. 適当な大きさに切る。艶出しのため牛乳を塗るつもりだったが忘れた。
  9. 200℃のオーブンに入れて14分ほど焼く。
  10. 焼き色が全然つかず、結局トータル20分以上焼いて諦める。


【結果】

  • 見た目:焼き色がなく生っ白い
  • 味:まあ普通 もっさりした中にほのかにバターの薫り
      単品でも食べられるが物足りない 何か塗るものが欲しい
  • 密度:みちみち
  • サクッと感:良好


家で出てくるならまあ許せる…というくらいのものになった。店で出てきたらリピはない。
適当に計ったベーキングパウダーが少なかったのか、はたまたザルでは粉が全く空気を含まなかったからか、かなりみっちりした仕上がりでお腹にたまる。伸ばして畳んで、という作業を何回かやったが、スコーンは「捏ねない」が鉄則なのでいらなかった気がする。


記念すべき初チャレンジは62点くらいの仕上がりだった。

次は75点を超えたい。

 

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分量およびレシピはこの本に載っていたものがベース。
(掲載写真は仮にも同じレシピとは思えないほど美味しそうだが)

全体にシンプルで飾り気のないお菓子が並んでおり、お気に入りの本。

英国アフタヌーンティーのお菓子

英国アフタヌーンティーのお菓子