ルンバブルホーム

昨年末、新しい家族が増えた。転居を機に我が家に迎え入れたルンバ（愛称：るーるー）である。引っ越したばかりの新居に後付けウォッシュレットを導入すべく、ヨドバシカメラに赴いたクリスマス、結果としてルンバを買って帰ってきたというわけだ。ウォッシュレットは買わなかった。（後日買った）

こういう経緯で、半ば衝動買いに近い形で導入したルンバだが、これが想像より遥かに良かった。

床が掃除されて綺麗になるのは当たり前なのだが、他にも思いがけない効能があり、相乗効果で部屋がとても綺麗になったのだ。

まず、そもそも床に物を置かなくなる。床に物があると、当たり前だがそこはルンバは掃除しないし、場合によってはコードにひっかかったりして進めなくなるからだ。これまで同居するパートナーに、床に本を積むな鞄を置くなと何度言っても無駄だったが、ルンバが来てからは「るーちゃんがちゃんとお掃除できるように」と置かなくなり、常に全体的に片付いている状態がキープされるようになった。生物としての敗北感がすごいが、結果オーライなのでよしとした。

加えて、ルンバ導入によって、別の場所を掃除するゆとりが生まれたことも挙げられる。無論、浮いた時間で遊んだって構わないと思うのだが、そうするとやることが少なすぎてなんとなく落ち着かず、従来は掃除機がけに費やしていた時間は、水回りや飾り棚など、優先度が低く放置しがちな別の場所を掃除する時間に変わることとなった。

今日も今日とて、るーちゃんが掃除してくれたピカピカの床の上でごろごろしながら、この文章を書いている。かつては週末に掃除機をかけた直後しか堪能できなかったこの時間は、今や当たり前のように享受できるものとなった。アイロボット社に乾杯。