いけずのいけす

すっきり整った暮らしを夢想するアラサーゆるゆるオフィスレディです。

ナスル朝宮殿の人気を甘く見てはいけない

今年のゴールデンウィークは10連休ということで、ここぞとばかりに海外旅行を入れた。目指すはヨーロッパの異郷、スペインである。

10月、航空券とホテルがセットになったツアーに申し込み、ガイドブックをいそいそと購入した。スペインで最も行きたかったのは、レコンキスタ終焉の地、グラナダに建つアルハンブラ宮殿だ。ガイドブックによれば、中でも最も重要な見所といえるナスル朝宮殿のチケットは売り切れてしまうことも多いので早めに予約した方が良く、そして予約は3ヶ月前から可能とのことだった。

そうこうしているうちに時は過ぎ、2月となる。バレンタインも終わった2月17日、そういえば、すでに訪問予定日の5月4日から3ヶ月を切っていることに気づき、予約サイトを覗いた。

 

チケットは完売していた。


予約可能となってから10日しか経っていないのに、全時間帯全滅であった。とんでもない絶望感が襲ってきたのは言うまでもない。


アルハンブラ宮殿のチケットにはいくつか種類がある。

今回売り切れていたのは、Alhambra Generalという最もオーソドックスなもので、所定の時間にナスル朝宮殿に入場できるのに加えて、ヘネラリフェ離宮とアルカサバ(モーロ人の古い砦だ)を見学できるというものである。自らの怠慢を呪いつつも他のチケットの状況を確認すると、Night visit to Nasrid Palacesという、夜間ライトアップされた宮殿に入れるチケットはまだぎりぎり残っていた。当然だが、躊躇なく買った。はるばるスペインまで行く主目的を失うところなので、こちらも必死である。

最悪の事態は免れたものの、癒しきれない悲しみを抱えたままネットの海を泳いでいると、「日程が近づいてくると空きが出る場合がある」という情報に出会った。ツアー会社が枠で押さえていたものが放出されるとか、理由は定かではないのだが、藁にもすがる思いでその後もしつこく公式サイトをチェックし続ける。すると、忘れもしない4月20日に数名分の枠が出ているのを見つけた。当然だが、躊躇なく買った。必死である。

斯様な苦労の末、無事にナスル朝宮殿を訪れることが出来たというわけだ。


こんなに書いていて何だが、今見ると予約は6・7・8月の予約は拍子抜けするほどガラ空きだった。許せなさすらある。

シーズンにかなり左右されるようではあるが、何にせよオンラインチケットは予想の100倍早く売り切れると思っておいた方がいい。次にスペインに行く人には何より先に伝えたい情報なので、ここにも書き記すこととする。

 

これが公式チケット予約サイト(スペイン語/英語)

Alhambra Tickets, Compra de Entradas Oficiales del Patronato de la Alhambra