いけずのいけす

すっきり整った暮らしを夢想するアラサーゆるゆるオフィスレディです。

晴れた冬の陽、薫る紅茶

マンダリンオリエンタルのオリエンタルラウンジで、アフタヌーンティーを嗜んだ。

天気は冬の東京らしい快晴で、有給を取ったこともあってこのうえもなく清々しい。
38階のラウンジに着き、案内された窓際の席からは、青い空のもと陽光を受けて光る街並みが遠くまで見渡せた。本題に入る前から、「来て良かった」という気持ちを噛み締める。


さて、メニュー構成は
・ノンアルコールカクテル
・セイボリー
・スコーン
・プティフール
というスタンダードなもの。


どこのアフタヌーンティーに行くかを決めるにあたり、私がまず気にするのは「飲み物は多種類かつフリーフローか?」である。気取ってフリーフローとか言ってるが、要は飲み放題か否かだ。
アフタヌーンティーにおいてはあのシンボリックな三段トレーに載って、味も食感も違う食べ物がこまごまと多種類出てくるので、お口のリセットのためにたっぷりの飲み物は欠かせないのだが、お店によっては「最初に選んだ1種がおかわり自由」とか、そもそも「ポット1回分のみ」とかだったりする。おかわり自由かつ飲み物の種類を選べるかという条件のチェックは欠かせない。
その点マンダリンは完璧で、おかわり自由かつ飲み物の種類を選べるうえに、ホットティーがポットではなくカップでサーブされる。ポットサーブだと3杯くらい飲まないと次の茶葉を試せないが、カップならその心配は無用である。


更にもう一点素晴らしいのは、スコーンがあとからやってくるところ。
ほとんどのお店では、食べ物は最初から全てまとめてティースタンドで来ると思うが、それだとセイボリーをつまんでいる間に焼き菓子が冷めており、1番美味しい状態をみすみす逃していることになる。その点、マンダリンはスタンドが来てしばらく経ってから、スコーンが別でサーブされるのだ(代わりにスタンド中段にはパウンドケーキなどが載っている)。温かいスコーンに載せて、少しとろけたクロテッドクリームの美味しさは格別だ。
なかなか上品なサイズ感なのですぐに食べ終わってしまうのだが、実はおかわりできる。そこも最高である。


寛いだ雰囲気の中、美味しいお菓子とお料理、薫り高い紅茶を2時間存分に楽しんで、お値段なんと5,100円(一休価格)というのは神のようなコスパだと思う。東京には、会社を休んででも行くべきところが山ほどあるが、ここもそのひとつであることは間違いない。