いけずのいけす

すっきり整った暮らしを夢想するアラサーゆるゆるオフィスレディです。

冷蔵庫との距離感

千葉住みなもので、今回の台風19号で停電と断水のコンボを味わった。

 

土曜日の朝、雨音を聞きつつ「台風が酷くなる前に浴槽の水入れ替えとくか〜」とか思っていたら、ふいにお風呂場の電気が消えた。このタイミングで電球が切れたのかと思ったが、洗面所も、キッチンもつかない。
停電したのだ。


このとき、何より足を引っ張ったのが冷蔵庫だった。
24時間365日通電が必要な家電はそうないが、冷蔵庫だけは話が別である。「冷蔵庫は停電しても一切開けなければ長時間低温を保てるが開けたらアウト」と聞いていたので、まずは間違って開けないようにガムテープで封印した。庫内には食材が細々あったものの、取り出せなくなったことで事実上何の意味もなくなった。


ただ、この時点でまだ台風はだいぶ遠くにおり雨もさほど酷くなかった。にも関わらず停電したということは、このまま長期に渡り復旧しない可能性もある。そうなると、冷蔵庫(もとい、庫内の冷蔵冷凍食材たち)はいよいよお荷物だ。低温による長期保存が可能な前提で買っているものたちを、早々に一掃する必要が発生する。

普段の食生活がいかに電気と冷蔵庫に依存しており、それがいかに危ういものであるかを痛感した。

 


今回の経験を活かして、冷蔵庫との付き合い方を考えた。

中はガラガラにしておく

おお、中身少ないな、と思うくらいの状態が理想だ。
そのためには、まずは食材を買いすぎないこと。
また、調味料等の常駐品の数を減らすというのも有効だろう。ポン酢、焼肉のたれ、オイスターソースetc,etcとあれこれ買うのではなく、厳選したものだけにするのもそうだし、何でも冷蔵庫に入れずに、常温保存でよいもの(みりんや酢)をきちんと見極めるのも大事だ。


小さい冷蔵庫を使う

たくさん溜め込まないことが重要なので、物理的に小さい冷蔵庫にすることも考えられる。今使っているものは130Lくらいの単身者用で、作り置きなんかを真面目にすると小さいな…と感じることがあるが、このくらいがいいのかもと現在は思っている。大きくしても200L台に留めたい。目安としては、上にレンジが置けるくらいの高さである。


ストックは常温保存できるものを

冷蔵・冷凍保存は大変便利だが、停電と同時にストックとしての有用性もガタ落ちしてしまうので、これに頼りすぎるのはリスキーである。ストックというと防災品というニュアンスが強くなるが、ここではちょっとつまむ用のお菓子や、買い物が面倒な時用のインスタントフードのことを指している。「今日明日ですぐに食べないもの」は原則常温保存が可能なものにした方がいい。

 


冷蔵庫が偉大な発明であり、生活に欠かせないものであることは間違いないので、「冷蔵庫を手放したエコなくらし」というようなものを提案するつもりは毛頭ない。
だが「いざとなれば無くてもしばらくなんとかなる」というくらいの付き合い方を目指していきたいと思う今日この頃である。