いけずのいけす

すっきり整った暮らしを夢想するアラサーゆるゆるオフィスレディです。

美と時間を金で買う

稼いだ金銭の使途を「消費」「浪費」「投資」に分けよという教えは、お金の使い方をレクチャーする本でよく出てくる。
思えば浪費を重ねてきた人生であったことよ、諦めの気持ちすらある中で、これは人生最良の投資であったと確信しているのは全身脱毛だ。


トータルで何十万かけたのか数えちゃいないが、365日毎晩やっていたシェービングが不要になり、選べる服の選択肢がぐっと増え、プール温泉恐るゝに足らずという心持ちになった、この効用がいかに大きいものであったことか。確実な時間の節約になったうえに、美しさの獲得による精神的な満足ももたらしたこの投資、費用対効果で言えば明らかに効果が費用を上回っていたと自信を持って言える。

 

限りある資金を何に投じるべきかには色々意見があり、その時は投資のつもりだったが結果的には浪費だったというパターンもあるので、適切な投資先を選ぶのは難しい。

個人的には、その投資によって「①主たる効用と②時短」の二つがもたらされるものだと、後から考えても満足のいく投資となる確率が高いと思う。

それは例えば
脱毛(肌の美しさと服装選びの自由と時短)だったし
ルンバ(常に清潔感のある部屋と諍いの軽減と時短)だったり
ふぁんじゅ(手間なく決まる襟元と着崩れの懸念払拭と時短)だったりする。

投資するきっかけは主たる効用の方だと思うが、加えて時間が買えるというのは投資前の想像よりもずっと効用が大きい。ちょっと仕事が忙しい今日この頃、それをしみじみ思うのである。


なお、これまでで一番やらかしたなと思った浪費はお召の着物である。15万くらいしたと思う。
一生着られそうな品ではあるが、買って5年くらい経ってもまだ一度しか着ていないので、単純計算だと死ぬまでにあと10回も着ないことになる。着物界隈の値段は天井知らずなので、勉強代と考えればこんなものだったかもしれないが。