いけずのいけす

すっきり整った暮らしを夢想するアラサーゆるゆるオフィスレディです。

Jetstarことはじめ

2泊3日で四国に旅行に行った。

これがもう朝から晩までほんとうに楽しくて、翌日仕事終わりに「昨日の一日はあんなに楽しくて、そういう素晴らしい一日を過ごすことだって出来るのに、今日一日は面白いことなんにもなくて、わたしの仕事はこんなんでよいのだろうか」とじっとりと暗い気分になったほどである。


それはさておき、行きはJetstarというLCCを使った。国内線でLCCを使うのは初めてだったが、これがまたまあ大変なのであった。


まずはターミナルがとにかく遠い。
成田空港ということでただでさえ都心から遠いのに、LCC路線は「悪名高き」第3ターミナルに追いやられているので、駅(最寄りは空港第2ビル駅。第3ターミナル専用駅は存在しない)から10分は歩くことになる。
ターミナル間の距離があること自体は大きな空港では珍しくないが、第2ー第3ターミナル間は基本的には徒歩移動、しかも仮設通路のような半屋外を歩かされるのがつらいところだ。格安航空会社を使う奴はこの通路でも歩いてろという、支払額に応じた明確な区別をびしびし感じる。3月の初め、朝晩はまだまだ冷える季節の朝6時半にこの通路を歩くのは堪えるものがあった。


諸々の締め切り時間も早い。
チェックインは出発30分前まで、搭乗口には25分前(搭乗締め切りは15分前)までに行かねばならないのだが、この締め切りがJetstarはかなり厳格で、1分の遅れも許されないというのがネット上での下馬評だ。真偽のほどを身をもって確かめるというほど酔狂でもないので、必然的に時間にかなり余裕をもって行動するはめになる。チェックインをオンラインで済ませていなければ、更に前倒しせざるを得なかっただろう。
ちなみに、ANAは保安検査場を20分前までに通過し、搭乗口に10分前までに居たら良い。


駄目押しで付け加えるなら、手荷物の重量制限も厳しい。これはお金を払えば追加できるが、そうでなければ一人7kgまでと決まっている。
無論フルサービスキャリアでも手荷物の重量は決まっているが、実際に測られることなどまずないので油断していたところ、搭乗口付近で待機しているときに友人がちょいちょいと呼び出されて実測の憂き目にあった。しかもこれが重量オーバーしていたのだから大変である。
幸い、同じグループ内であれば重量をシェア出来るので何とかなったが、これで何とかならなかった場合は荷物を捨てるか数千円払って受託手荷物とするかのどちらかを選ばなければならない。格安航空券で浮いた分が全て吹き飛ぶ可能性すらある出費である。


LCCは確かに安いのだが、価格の代わりに失われているものは思った以上に多い。数万円単位で変わるならともかく、数千円の違いであれば断然JALANAを選ぶべきだなと、身をもって感じた私だった。